紫野幼稚園の特色:「勉強」ではなく「遊び・日常の生活」を大切にする2

2023.08.31 お知らせ

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幼児期は「人としての根っこ・土台」を築く重要な時期です。
人としての根っこ・土台は「心」であると考えます。
「自分は周りから愛されている」という思いを感じることで、「自分は生きていていいんだ」という自己肯定感が育まれていきます。
それが「人としての土台」であり、「根っこ」の部分だと考えます。
この人としての根っこの部分は、目には見えません。
学力テストのように数値で計るのは難しいのです。
その目に見えない、「人としての土台」を、私たちは何よりも大事なものだと受け止め、保育を行なっています。
木は根を張り、そして上へ上へと伸びていきます。
上へ伸びるためにはしっかり根が張らなければいけません。
あるいは建物にたとえることもできるでしょう。建物は基礎・土台がしっかりしていなければ、高く建てることはできません。
建築関係の人がよく言うように、建物で最も重要なのは基礎であり、何よりも基礎を大切にすると聞きます。
そのように、人としての根っこや基礎・土台の部分が十分に育っていなければその人は伸びていけません。
幼児期に勉強をさせるのは、その人としての基礎の部分を育てるのをすっ飛ばして、目に見える上屋を建てていくようなものだと考えます。
根っこづくり・土台づくりは目には見えませんので、勉強や体操のように目に見えるものよりもわかりにくいかもしれません。
しかし、私たちはたとえわかりにくくても、その根っこ・土台の部分を育てることを大切にしているのです。